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Nagisa Siowatari

Author:Nagisa Siowatari

このブログは「ほにゃ字フォント」での閲覧を強く推奨しています ;)。

本家 Decayed sea (IE 7 では閲覧できないことがあります)の飛び地その二です(他の飛び地は消滅しました)。

うつ、GID その他精神疾患を抱えまくりのなぎさです。
宜しくお願い致します。

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このブログはいわゆるメンタル系です。うつ、GID その他の精神疾患を扱っています。

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また、あたしの治療に差し支えがあるコメント等は無視するか削除させて頂きますのであらかじめご了承ください。

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2003年1月19日 3ページとちょっと。

何気なくふらっと書いたもの。

森の人の励ましで、ここにも公開することにしました。

なぎさ

「ここはどこ?」私は叫んだ。いや、叫んだつもりだった。でも、それは声にはならず頭の中でひどく轟き、長い長い余韻を残してようやく消えていった。

何も見えない。いや、暗闇が見えているのだろうか。目を開けているつもりなのだけれどそれさえ自信が持てなくなってくる。

「ここはどこ?」今度は静かに言ってみた。これも音にはならなかったのか。もしかすると、私の口から出た途端にこの暗闇に飲み込まれていったのかもしれない。

私は、自分の体がどんどん小さく押し縮められるような感じがしながら膝を抱えている。知らずと体が小刻みに震えている。そして、私は私を客観的に眺めている私に気付いた。

眺めているとは言っても自分の姿が見えている訳ではない。もしかすると見ているのだろうか?だが、私の目は無限の暗黒以外を私の脳へ教えてはくれない。

震えは止まらない。寒いのだろうか?そう思ったとたん、強烈な寒さが私を襲い出した。震えは一段とひどくなっていく。私の歯がガチガチと打ち合っていることは解るのだが、しかしそれでも、なぜかその音は聞こえなかった。いや、感じることさえできなかった。ただ、顎が止めどなく大きく震えているので、私は私のことに関してさえ「そうであろう」と推察するしかない。手足も震え、痺れてくる。身体中の毛が少しでも体温を逃すまいと起立したのも感じる。その音も感じたように思えたその時、ふと腕の上に何かが触れた気がした。いや、確かに何かが触れた。とても冷たいものが。そしてそれはここにも重力があることを示すかのように「下」へと移動していった。これは…。また同じものが腕に、足に、私の身体に「舞い降りて」来る。それはどんどん頻繁になっていき、やがて頭に舞い降りたものが髪の毛の間にしみ込み頭皮を伝わって顔へと降りて来た。

これは…雪…。

突然目の前はまばゆいばかりの光に包まれた。暗黒だけが支配していた世界は、その半分を「白」と言う正反対の勢力に覆い尽くされていた。見渡す限りの雪原に私は一人座っている。どちらを向いても白と黒で構成された地平線が見えるだけ。上を見上げると暗黒の空からフワフワと綿のような雪が舞い降りてくる。音さえ飲み込んでいた暗黒の世界は、今や降る雪の音で埋め尽くされている。その幻想的な響きに寒さを忘れ、いつしか私は目を閉じて聞き入っていた。

しぃぃぃぃ……。しぃぃぃぃ……。雪の囁きが四方から聞こえてくる。柔らかな声が、私を包んでいく。

いつしか私は、深い眠りへと、再び闇の世界へと落ちていった。

りんりーん。りんりんりーん。

今度はそんな音色が聞こえて来た。繊細で透き通っていながら雪の囁きよりも遥かに力強い。自分を主張し、雌を惹き付けようとまた、他の雄よりも優位に立とうと一生懸命な虫の声である。しばらく目を閉じたまま、その音色に聞き入っていた。やがてその数が二つ、三つと増していきいよいよ耳障りに感じ始めた時私はようやく目を開いて辺りを見渡した。

私はどこへ移動した訳でもないのに、今はどこかの野原にいる。草が生い茂り遠くには山や林が見える。空には星がきらめき月が蒼い光で照らしている。

さやさやと優しい風が、草と共に私の頬を撫でていった。少し肌寒く感じるがとても心地が良い。甘い空気に満足しながら、私は何故ここにいるのかと考えてみた。最前の雪景色と言い、暗黒の世界と言いこれは夢なのか。だから何かあやふやとしたところがあるのだろう。確かにそうだ、そうとしか思えない。これは夢なのだ。

「これは夢などではない。これは現実。あなたは現実の世界にいる」

突然、どこからとも無く声がした。

私は恐怖で息が詰まり、身動きができない。誰?何処?声の主を探そうとする思いは私の恐怖に縛られてしまった身体を動かすことはできなかった。その声は荒々しくもなく、むしろ優しさを帯びている。しかし、言葉は私を容赦なく谷底に突き落とすには十分だ。そう、私はその声に対してではなく、私が現実の世界にいると言う言葉に対して例えようも無い恐怖を感じているのだ。

これが現実?

夢ではない?

その声を聞いた途端、目の前に広がる穏やかな景色。それらが全て私にとって悪意を持っているかの様に感じられた。いや、もしかすると悪意を持っているのは私なのか?

「あなたは現実の世界にいる…」

再びそう言い残してその声は去っていった。

私は恐怖に脅えながら、膝を抱えて俯き目を閉じて、

これは現実…。嘘だ。現実であるはずは無い。

と虚しく反論するだけ。その思いは誰にも向けられず、誰にも聞こえず、私の心を埋め尽くす「声」を排除しようともがくだけもがき、その成果を挙げること無く消えていった。

ちっか、ちっか、ちっか、ちっか。

小さな音が単調なリズムで聞こえて来た。その音を聞くと、何となく安堵感が私を包んでいく。これは、私の部屋にある時計が時を刻む音ではないか?そう思うとどんどん先ほどの恐怖感が薄れていった。少し目を開けると見慣れた床が目に入る。大きく「ほうっ」っと溜め息さえ漏れ、それは音として耳に届いた。

見慣れた私の部屋の真ん中で、私は膝を抱えて座り込んでいる。

狭くて暗いながらも窓から差し込む外の明かりで、それぞれの輪郭は判断できる。そして記憶がそれを補い、それはまぎれも無く自分の部屋であることを私に確信付けさせた。

そう、これはまぎれも無く自分の部屋なのだ!

その途端、先ほどの恐怖がまた私にのしかかって来た。

あの声が、再び頭の中に蘇りこだまのように幾度も反響し、私の心を埋め尽くす。

これは現実。

夢ではない。

いつしか私は呪文のように繰り返していた。

これは現実。

夢ではない。

その自分に気が付いた時耳をつんざくほどの轟音とともに明かりが窓の外をいくつも通り過ぎはじめた。忙しく通り過ぎては次が現れるその明かり、何とも耳障りで激しい轟音。そして振動。

窓の外を電車が猛スピードで駆け抜けているようだ。

電車?私の部屋は線路に面していたのだろうか?

そんな疑問が一瞬過りながらも、恐怖で見開かれた目で瞬く光が通り過ぎていく窓をじっと見つめていると、やがて通り過ぎる一つ一つの光の中に何かが見えるような気がした。それが何だろうかと考えようとしても、騒音はいつまでも止むこと無く続き、光もまた尽きること無く通り過ぎていく。

やがてその中に見えるものが徐々にはっきりと見えるようになった時、私はそれに気を止め、見つめ続けていた自分を呪った。

それらは人影で全てがこちらを向いている。そして全てが私を指差し私を罵り、嘲笑を浴びせている。やがて彼らが発する声まで聞こえてくるような気がした時、私は気が狂いそうなほど混乱したがようやく目を閉じることができた。

しかし、瞼を通して通り過ぎる光は私の目に達し私を更に混乱させようと必死になっている。

私に構わないで。

放っておいてよ。

しかしその声は今まで一度も発せられたことは無く、そして今回も出て行こうとしない。

耳鳴りと瞼の上から襲う閃光で感覚が麻痺してどれぐらい経ったのだろう?ふと気がつくと暗黒の世界に一人座り込んでいた。

1/19/2003

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